豊洲スマートシティTOYOSU
採択プロジェクト

基本データ
- 連携型
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- 対象エリア
- 豊洲エリア
- 連携先
- 臨海副都心エリア、大手町・丸の内・有楽町エリア
- ジャンル
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- #観光
- #回遊促進
- プライム
事業者名 -
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エリアの課題解決に関する考え方
エリアの課題
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- 限定スポットに集中し回遊性が不足
電車で豊洲に来る人の約20%がららぽーとを来訪しているがららぽーと来訪者の75%は、利用後直帰。移動範囲も豊洲駅周辺に集中しており、ららぽーと単独での利用の多さが目立った。チームラボや豊洲市場でも同様の傾向がみられる。
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- 情報発信の不足
上記の要因として、観光案内所など集約された観光情報発信拠点がなく、エリア情報やイベント情報の認知が低いことが考えられる。エリア情報は、住民・ワーカー間でも認知が不十分。来場者の大半が外国人という施設もある中、まちなかでは多言語に対応している案内も不足している。豊洲及び周辺エリアには魅力的なスポットや地域独自の伝統文化・工芸品もあるが、地域の魅力を十分にアピールできていない。
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- 地域内・地域間連携が不足
地域コミュニティは形成途上。住民やワーカー間の交流の機会が少ない。ホテルや飲食店といった地域観光事業者の連携体制がない。臨海部など周辺との連携体制がなく、それぞれのエリアで独自に集客や情報発信を行っている。
課題解決の方向性
- 豊洲に来訪するきっかけを増やし、来訪者には他スポットへの立ち寄りを促したり、豊洲及び周辺エリアの魅力を伝えて、まち全体の回遊性を向上させる。
- 住民やワーカー、来訪者それぞれがエリア・イベント情報を入手しやすいようなタッチポイントの整備や一元化された情報発信体制を構築し、地域の魅力を発信する。
- 各施設・エリア間連携、地域コミュニティとの連携を深め、豊洲及び周辺エリアのにぎわい創出・生活利便性向上に資する施策・サービスを提供し、観光や生活の満足度を向上させる。
プロジェクト概要
目指すサービス
対応方針①回遊性向上につながるコンテンツ・体験の提供、対応方針②ターゲットニーズに合致した情報配信、情報発信体制の整備、対応方針③観光・生活の満足度向上につながるサービス提供のもと、以下の解決施策を実施する。
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- 豊洲スマートパスの提供
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各種エリアサービスと移動を一体化したチケット発行
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- XRジオラマビジョンの活用
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XR上に構築した豊洲ジオラマ上に様々な地域情報の表示による観光案内、地域ワークショップ等
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- エリア人流解析マーケティング/ターゲティング配信
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人流分析を行うとともにターゲット別に配信した集客施策効果検証
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- オウンドチャネルでの情報発信・サービス連携
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LINE、ポータルサイト、サイネージによる情報発信
サービスの実装を通じて目指す状態
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- 豊洲スマートパスの提供
イベント・飲食・買い物・体験などの地域の魅力と移動手段がパッケージになり、日常でも来訪時でも活用できる状態。
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- XRジオラマビジョンの活用
デバイスを用意すればどこでもエリア全体の情報を3次元立体モデルの中から入手・体験できる状態。
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- エリア人流解析マーケティング/ターゲティング配信
行動分析をもとに設定したペルソナごとに広告などの適切な情報配信を行い、ニーズにあった情報を受け取ることができる状態。
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- オウンドチャネルによるサービス連携・情報発信
LINE、サイネージをタッチポイントとして有効に活用し、観光や生活に関するさまざまなサービスを外部アプリとも連携して豊洲及び周辺エリアに提供することで有益な情報を得られる状態。
プロジェクトの成果
2024年12月、豊洲エリア内施設利用と移動手段の割引券が一体となった「豊洲スマートパス」、XR上に街の情報を表示する「XRジオラマビジョン」、エリア来訪者に対するターゲティング広告配信、エリア内イベント等の発信サービスを実装した。
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- 豊洲スマートパス
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地域事業者、シェアモビリティと連携し、周遊コンテンツとしてスマートパス発行
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- XRジオラマビジョン
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街の情報をXR上に表示し、街の在り方ワークショップで活用(地域事業者、大学と連携)
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- エリア人流解析マーケティング/ターゲティング配信
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エリア来訪者の行動変容を促すターゲティング広告の配信
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- エリア情報・サービス情報の発信
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豊洲スマートシティ推進協議会公式LINEやポータルサイト、エリア内サイネージを活用した、豊洲エリア内イベント等情報の発信